新人騎手

新人騎手と呼ばれるのは、デビューして間もない騎手のことです。

この新人騎手が規定の勝利数を挙げるまで、１〜３kgの減量という恩恵を受けられるのです。

近年では、こういった新人騎手を中心とした馬券購入という立派な戦略があります。



2008年に大ブレークしたMという新人騎手ですが、

馬券戦略として年間を通して彼を中心に馬券購入していたという人は、常に利益を上げられていたのではないでしょうか。

減量の恩恵を受けているにもかかわらず、デビュー間もないということで実力不足だと競馬ファンから見られがちの新人騎手。

結果は素直にオッズに表れてきます。



M騎手が所属の関東圏では、M騎手の活躍は特別のものとして扱われ、今でも新人騎手を積極的に乗せてもらえることはまずありません。

しかし逆に関西圏の調教師たちは、新人騎手が減量の恩恵に預かれるからと、積極的に騎乗させるのです。

ですから、主に関西圏で競馬予想を楽しんでいるという人は、新人選手の動向というものはしっかり抑えておく必要があるとえます。



斤量は時計の短縮が通常１kgあたり0.3〜0.6程度可能だといわれているので、もし３kg減であったならタイムが１秒近くも縮められることができるのです。

これは、騎手の腕がまだまだ未熟であってもある程度の捌きができるなら、騎乗機会が増えれば増えるほど勝つ可能性は高くなっていくのです。

時計を出す上でこのハンデは馬にとって非常に有利な材料となるのです。



新人騎手たちは毎年4月にデビューしてきます。

新人騎手の動向は馬と同じ位に常にチェックが必要で、斤量のハンデがなくなってしまうまでのわずかな期間中は積極的に購入し、

馬券的中立を上げ利益もしっかり出していくには、有効な戦術だといえます。